障害者の学校卒業後のキャリア発達支援とスポーツ活動を通した生涯学習支援に資する学習プログラムの開発
事業目的
筑波技術大学は,我が国で唯一の障害者のための高等教育機関として開学以来,社会的自立や社会貢献できる人材育成を目的とした教育・支援を実施してきました。
本プロジェクトは,本学で培った障害学生教育,支援のノウハウと人的資源を活用し,学校卒業後の青年期障害者のキャリア発達支援(学校から社会への移行支援)及び多様な年齢層の障害者,健常者が参加するスポーツを通した生涯学習支援(生涯の各ライフステージにおける支援)を研究テーマと掲げ,障害者の生涯学習を推進するために効果的な学習プログラムの開発を目的として3年間実施してきました。
本プロジェクトでは,障害者の主体的な社会参加意欲の向上を図り(多様な年齢層の障害者,健常者が参加するスポーツを通した生涯学習支援),その意欲を具体的な能力に結びつける学習プログラムを作成し実施する(学校卒業後の青年期障害者のキャリア発達支援)。さらに意欲を有する障害者がその能力を発揮できる社会環境を整備する(共生社会環境醸成のためのワークショップ),この3つの取り組みを循環的に実施することで,障害者の生涯学習が推進されることを目指しています。
また,各学習プログラムを通して得た知見や開発したプログラムをマニュアル化して公開しています。企業・公的機関の人事担当の皆様や特別支援学校,大学,NPO法人等の皆様にご活用いただき,障害者と健常者が協働した,より豊かな共生社会の実現に資することを期待しています。
事業担当者
《1》学校卒業後の青年期障害者のキャリア発達支援 |
長島 一道 | 筑波技術大学 産業技術学部 教授(平成30年度~令和元年度) |
山脇 博紀 | 筑波技術大学 産業技術学部 教授(令和2年度) |
河野 純大 | 筑波技術大学 産業技術学部 准教授 |
坂尻 正次 | 筑波技術大学 副学長(令和元年度~令和2年度) |
大西 淳児 | 筑波技術大学 保健科学部 教授(令和元年度~令和2年度) |